ヤマト科学「SGCシリーズ」

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ヤマト科学が販売するセンサーガスクロマトグラフ「SGCシリーズ」は悪臭・微量ガスの現場測定に特化した小型ガスクロマトグラフです(製造:NISSHAエフアイエス)。
本ページでは、製品の特徴や用途、導入・運用に役立つ情報を解説します。

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画像引用元:ヤマト科学公式HP(https://www.yamato-net.co.jp/product/detail/1812/)

ヤマト科学のガスクロマトグラフ
(SGC)の特徴

周囲の空気をキャリアガスに利用

SGCシリーズは、自然大気をキャリアガスとして使用する設計を採用しています。従来のガスクロマトグラフで必要とされるヘリウムや窒素などの高圧ガスボンベが不要です。

ボンベの調達・管理・交換の手間がなくなるため、分析室だけでなく工場内や屋外の発生源付近にも持ち込むことが可能。ボンベ残量の確認や交換作業で測定が中断するリスクもありません。

悪臭・VOC測定に向けた設計

SGCシリーズは、ppbレベル(2ppb〜)の微量ガスを2分~8分で測定できる高感度センサーガスクロマトグラフです。オリジナルの小型カラムと半導体式ガスセンサー(検出器)の組み合わせにより、高速分離と高感度計測を両立しています。

主な測定対象は、硫化水素・メタンチオール・硫化ジメチルなどの悪臭物質、アセトアルデヒドやエチレンなどのVOC成分です。工場周辺の環境測定、脱臭装置の性能評価、食品の鮮度管理、呼気・生体ガスの研究など、微量ガスの「検出・測定」が求められる場面で活用されています。

JIS規格に準拠した
測定方法

SGCシリーズの微量ガス測定方法はJIS K 0315:2022として規格化されており、環境省の環境技術実証事業においても実証済み技術として登録されています。

小型・ポータブル型
ガスクロマトグラフの
選定のポイント

Sylphのような小型・ポータブル型GCは、現場での即時分析や設置場所を選ばない柔軟性など、従来のラボ設置型GCにはないメリットを多く備えています。一方で導入にあたっては、重量やサイズ、バッテリー駆動の可否など、現場環境に合わせて確認しておきたいポイントも少なくありません

こうした導入前に押さえておきたい観点を整理しているので、ぜひ参考にしてください。

ヤマト科学のガスクロマトグラフに
関する活用事例

ガスクロマトグラフに関する事例は公式HPに掲載されていませんでした(2026年8月時点)。

導入後の運用・
メンテナンス方法

  • 電源:AC100V 40Wでの運用。特別な電源設備は不要
  • キャリアガス:自然大気を使用するためボンベの調達・管理が不要
  • 測定操作:シリンジによる試料注入後、自動で測定が開始される操作体系

SGCシリーズはボンベ不要の設計により、ガスの調達・残量管理・交換作業が発生しない点が運用上の大きな特徴です。測定時間は2〜8分と短時間で完了するため、現場での繰り返し測定にも対応可能。自動連続測定はオプションで対応可能です。

ヤマト科学の製品に
適した活用シーン

SGCシリーズは、工場敷地境界での悪臭モニタリングや、脱臭装置の入口・出口での除去効果の測定など、分析室外でガスボンベを持ち込めない現場で効果的です。
食品の鮮度評価におけるエチレンガスの検出や、室内環境中のアセトアルデヒド測定など、ppbレベルの微量ガスを現場で測定したい場面で活用されています。

自社に合ったガスクロ
マトグラフの選び方

ガスクロマトグラフは、使用シーンによって適した機器が大きく異なります。
使用する環境が違えば必要な検出器・設置条件・運用方法も変わるため、自社に合った製品を選ぶには「どこで・何を測定したいか」を起点に検討することが大切です。

当メディアは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つの使用シーン別におすすめメーカー・製品をまとめています。

「SGCシリーズ」の
製品スペック・仕様

重量 約6.2kg
サイズ 260×340×135mm(機種により異なる)
起動時間 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
キャリアガス 自然大気(ボンベ不要)
検出器 半導体式ガスセンサー
カラム交換 公式HPに記載なし
自動クリーニング 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 ボンベ不要(自然大気を使用)

会社情報

1889年に医薬用ガラスの卸商として創業し、現在は理科学機器・研究施設・分析計測機器・産業試験検査機器の開発・製造・販売を幅広く手がけるメーカーです。

大学や研究所の施設設計・施工から機器の保守管理までを一貫して提供するシステムエンジニアリング事業も展開。SGCシリーズについては、公式サイトから問い合わせ・見積もり依頼が可能です。

会社名 ヤマト科学株式会社
本社所在地 東京都中央区晴海1-8-11 晴海トリトンスクエア Y棟36F
電話対応時間 9:00~12:00、13:00~17:00
問い合わせ先電話番号 0120-405-525(フリーコール)
公式HPのURL https://www.yamato-net.co.jp/
使用環境別で選ぶ
ガスクロマトグラフ
装置3選を紹介

ガスクロマトグラフの使用シーンは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つに大きく分かれます。
それぞれ設置条件・必要な精度・運用方法が根本的に異なります。このページでは使用環境ごとに適した装置と選定ポイントを分けて解説します。

現場で状態変化を
連続計測したい
Sylphボールウェーブ
Sylph

引用元:ボールウェーブ公式HP
(https://www.ballwave.jp/products/)

対応ガス・成分 VOC・残留溶媒・香気成分
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
こんな現場におすすめ
  • 担当者がガスの発生源に直接持ち込み、状態変化を連続観測したい
  • 現場でガスの時系列データを記録し、変化のタイミングを発見したい
                       
おすすめの理由
  • 水素キャニスタ内蔵で配管工事や外部ボンベが不要。重量1.9kgの小型設計で、ライン脇や設備周辺など設置場所を問わない。
  • 夜間・休日・無人時間帯をまたぐガス変化も、約100時間の連続稼働で記録。スポット測定では捉えにくい変動も見落とさずに把握できる。
ラボで何の成分かを
正確に特定したい
8890 GC システムアジレント・テクノロジー
8890 GC システム

引用元:アジレント・テクノロジー公式HP
(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)

対応ガス・成分 硫黄化合物・窒素化合物・VOC・残留溶媒・香気成分
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
こんなラボにおすすめ
  • ppbレベルの微量成分を、品質試験・規制基準を満たす精度で分析したい
  • 複雑な混合試料から対象成分だけを正確に特定したい
                       
おすすめの理由
  • 測定目的に合わせた検出器を最大4つ同時に搭載。複雑な試料中でも対象成分だけをppbレベルの濃度で見逃さずに検出できる。
  • 測定中に起きやすい信号のブレを、熱伝導度検出器で抑制。第三者提出が必要なデータを高い再現性で出力する。
製造ライン
異常を自動検知したい
GC8000横河電機
GC8000

引用元:横河電機公式HP
(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)

対応ガス・成分 天然ガス・石油精製・石油化学
重量 約100~200kg
サイズ 公式HPに記載なし
こんな製造ラインにおすすめ
  • ライン停止が許されないラインで稼働中のガスを継続監視したい
  • 有害ガスを扱い、異常の予兆を検知して安全管理を仕組み化したい
                       
おすすめの理由
  • 温度安定性を公表している製品の中で高水準である±0.03°Cを実現。プラントの長期安定稼働を支える。
  • 分析結果を監視システムにリアルタイムに表示。異常発生時は素早く機器の制御を実行し、品質不良の発生を抑える。

※2026年4月6日時点、Googleで「ガスクロマトグラフ メーカー」検索し公式HPが確認できた18社を対象に、各社最大2製品(複数製品の掲載がない場合は1製品)を調査。
再現性の記載があった製品の中での比較。