ジーエルサイエンス「GC-4000 Plus」

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ジーエルサイエンスは、ガスクロマトグラフの本体・カラム・消耗品を自社で一貫して開発・製造する国産の総合クロマトグラフィーメーカーです。
本ページでは、製品の特徴や用途、導入・運用に役立つ情報を解説します。

glsciences_GC-4000Plus
画像引用元:ジーエルサイエンス公式HP(https://www.gls.co.jp/product/gc_devices/gas_chromatograph/00920.html)

ジーエルサイエンスの
ガスクロマトグラフの特徴

カラムから装置・消耗品まで
ワンストップで提供

1968年の設立以来、ガスクロマトグラフ用カラム充填剤・消耗品の製造からスタートし、現在はガスクロマトグラフ本体、キャピラリーカラム、パックドカラム充填剤、バルブ、前処理装置、ソフトウェアまでをワンストップで提供しています。

設計段階から検証された
装置とカラムの適合性

装置とカラム・消耗品の適合性が設計段階から検証されているため、組み合わせによる不具合リスクが低く、問い合わせ窓口も一本化。水素キャリアガス対応モデルやパックドカラム専用モデルなど、用途と運用条件に合わせて選べるラインナップを展開している点も特徴です。

多分野の実績を持つ
自社製キャピラリーカラム

ガスクロマトグラフ装置だけでなくInertCapシリーズに代表される自社製キャピラリーカラムは国内外で広く使用されており、環境・食品・石油化学・香粧品など多分野のアプリケーションデータが蓄積されています。

小型・ポータブル型
ガスクロマトグラフの
選定のポイント

Sylphのような小型・ポータブル型GCは、現場での即時分析や設置場所を選ばない柔軟性など、従来のラボ設置型GCにはないメリットを多く備えています。一方で導入にあたっては、重量やサイズ、バッテリー駆動の可否など、現場環境に合わせて確認しておきたいポイントも少なくありません

こうした導入前に押さえておきたい観点を整理しているので、ぜひ参考にしてください。

ジーエルサイエンスの
ガスクロマトグラフに関する活用事例

ガスクロマトグラフに関する事例は公式HPに掲載されていませんでした(2026年8月時点)。

導入後の運用・
メンテナンス方法

  • 電源:AC100V、50/60Hz。設置にはキャリアガス配管の敷設が必要
  • キャリアガス:He、N₂、Ar、H₂を外部ボンベから供給。ガスセーブモードにより待機中のキャリアガス消費を削減可能
  • 注入口:ダイレクト(D)、スプリット/スプリットレス(S/SL)、セプタムパージ付ダイレクト(W)、インサート(I)の4タイプから分析対象に応じて選択

カラムオーブンの冷却は450℃から60℃まで6分以内で完了するため、連続分析時の待ち時間の短縮が可能です。水素キャリア対応のGC4000 PlusHモデルでは、オーブン内の水素濃度を常時監視し、0.1%到達時に警報出力と不活性ガスへの自動切替が行われるため、水素運用時の安全管理に配慮されています。

ジーエルサイエンスの製品に
適した活用シーン

環境分析や石油化学分野のルーチン分析で、カラムと装置の相性に起因するトラブルを避けたい場合に適しています。
パックドカラムとキャピラリーカラムの両方を同一装置で使い分ける運用や、水素キャリアガスへの移行を検討しているラボで効果的です。

自社に合ったガスクロ
マトグラフの選び方

ガスクロマトグラフは、使用シーンによって適した機器が大きく異なります。
使用する環境が違えば必要な検出器・設置条件・運用方法も変わるため、自社に合った製品を選ぶには「どこで・何を測定したいか」を起点に検討することが大切です。

当メディアは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つの使用シーン別におすすめメーカー・製品をまとめています。

「GC-4000 Plus」の
製品スペック・仕様

重量 約46kg(DSF型)
サイズ 562×520×450mm
起動時間 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
キャリアガス He、N₂、Ar、H₂(PlusHモデルのみ)
検出器 TCD、FID、PDD
カラム交換 可能(キャピラリー・パックド両対応)
自動クリーニング 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 外部ボンベから供給

会社情報

1968年に「ガスクロ工業」として設立されたクロマトグラフィー専業メーカーです。ガスクロマトグラフ・液体クロマトグラフ(LC)の装置・カラム・消耗品を自社で企画・開発から製造・販売・メンテナンスまで一貫して提供する体制を構築。2024年10月にはテクノクオーツ株式会社と経営統合し、ジーエルテクノホールディングスを設立しました。

会社名 ジーエルサイエンス株式会社
本社所在地 東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー30F
電話対応時間 公式HPに記載なし
問い合わせ先電話番号 03-5323-6611(営業部代表)
公式HPのURL https://www.gls.co.jp/
使用環境別で選ぶ
ガスクロマトグラフ
装置3選を紹介

ガスクロマトグラフの使用シーンは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つに大きく分かれます。
それぞれ設置条件・必要な精度・運用方法が根本的に異なります。このページでは使用環境ごとに適した装置と選定ポイントを分けて解説します。

現場で状態変化を
連続計測したい
Sylphボールウェーブ
Sylph

引用元:ボールウェーブ公式HP
(https://www.ballwave.jp/products/)

対応ガス・成分 VOC・残留溶媒・香気成分
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
こんな現場におすすめ
  • 担当者がガスの発生源に直接持ち込み、状態変化を連続観測したい
  • 現場でガスの時系列データを記録し、変化のタイミングを発見したい
                       
おすすめの理由
  • 水素キャニスタ内蔵で配管工事や外部ボンベが不要。重量1.9kgの小型設計で、ライン脇や設備周辺など設置場所を問わない。
  • 夜間・休日・無人時間帯をまたぐガス変化も、約100時間の連続稼働で記録。スポット測定では捉えにくい変動も見落とさずに把握できる。
ラボで何の成分かを
正確に特定したい
8890 GC システムアジレント・テクノロジー
8890 GC システム

引用元:アジレント・テクノロジー公式HP
(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)

対応ガス・成分 硫黄化合物・窒素化合物・VOC・残留溶媒・香気成分
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
こんなラボにおすすめ
  • ppbレベルの微量成分を、品質試験・規制基準を満たす精度で分析したい
  • 複雑な混合試料から対象成分だけを正確に特定したい
                       
おすすめの理由
  • 測定目的に合わせた検出器を最大4つ同時に搭載。複雑な試料中でも対象成分だけをppbレベルの濃度で見逃さずに検出できる。
  • 測定中に起きやすい信号のブレを、熱伝導度検出器で抑制。第三者提出が必要なデータを高い再現性で出力する。
製造ライン
異常を自動検知したい
GC8000横河電機
GC8000

引用元:横河電機公式HP
(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)

対応ガス・成分 天然ガス・石油精製・石油化学
重量 約100~200kg
サイズ 公式HPに記載なし
こんな製造ラインにおすすめ
  • ライン停止が許されないラインで稼働中のガスを継続監視したい
  • 有害ガスを扱い、異常の予兆を検知して安全管理を仕組み化したい
                       
おすすめの理由
  • 温度安定性を公表している製品の中で高水準である±0.03°Cを実現。プラントの長期安定稼働を支える。
  • 分析結果を監視システムにリアルタイムに表示。異常発生時は素早く機器の制御を実行し、品質不良の発生を抑える。

※2026年4月6日時点、Googleで「ガスクロマトグラフ メーカー」検索し公式HPが確認できた18社を対象に、各社最大2製品(複数製品の掲載がない場合は1製品)を調査。
再現性の記載があった製品の中での比較。