横河電機「GC8000」

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横河電機のガスクロマトグラフ「GC8000」は、工場やプラントの連続分析を自動化する据え置き型プロセスGCです。
本ページでは、製品の特徴や用途、事例、仕様、導入後の運用などを解説します。

プロセスガスクロマトグラフ「GC8000」の特徴

DCSとの通信連携で測定値・アラームを
リアルタイムに監視できる

GC8000は、工場の監視・制御システム(DCS)との通信インターフェースを標準で搭載。ネットワーク接続されたPCから複数の装置の状態を一画面で確認でき、測定値・アラーム・分析結果の履歴を自動で保存することも可能です。

製造ラインの分析を自動化することで、担当者の監視負担を軽減し、運転管理や設備保全の効率化につながります。

高感度な熱伝導度検出器による保守工数の削減

測定部には、マイクロマシニング技術を用いた高感度な熱伝導度検出器を搭載
経年変化が少なく、長期間にわたり高い安定性を維持できるため、頻繁なゼロ点校正や部品交換の作業を抑えられます。

メンテナンス周期を延ばし、現場担当者の保守工数を低減できる点が強みです。

大型カラータッチパネルによる現場操作の迅速化

本体前面に視認性に優れた大画面タッチパネルを装備。PCを現場に持ち込むことなく、グラフィカルな画面で動作状況の確認やパラメータ変更、クロマトグラムのチェックがその場で行えます。

万が一の異常検知時にもエラー内容を確認しやすく、現場担当者が迷わず直感的に一次対応を進められるため、迅速なトラブル解決に貢献します。

プロセスガスクロマトグラフ「GC8000」の活用事例

公式HPに活用事例の記載がありませんでした。

導入後の運用・
メンテナンス方法

  • 防爆構造・設置環境:屋外の過酷な環境や危険場所(プラント現場など)に直接設置可能な耐環境性と防爆設計
  • ネットワーク環境(Ethernet通信):通信機能を備え、中央コントロールルームやPCからの遠隔監視・データ管理に柔軟に対応
  • 付属品:測定対象プロセス(気体・液体)の配管から、高温・高圧ガスを安定して装置内へ導く設備一式が必要

ランニングコストの個別金額は公式HPに記載がありません。

実際の運用にあたっては、長寿命な熱伝導度検出器によるメンテナンス周期の長期化や、AIメンテナンスサポートによる予兆保全がコスト抑制に寄与します。

検討の際は、測定対象や稼働頻度に応じた消耗品・定期交換サイクルを確認することをおすすめします。

プロセスガスクロ
マトグラフ「GC8000」
に適した活用シーン

「GC8000」は、化学、石油化学、石油精製、天然ガス、環境モニタリングなどの分野における、連続監視と自動制御が求められる現場に適しています。

連続分析の自動化により手分析の負担を減らし、マルチオーブンによる高速分析で多成分を効率よく測定。
さらに分析結果を監視システムにリアルタイムに表示。プラントの品質安定化と省力化に貢献します。

自社に合ったガスクロ
マトグラフの選び方

ガスクロマトグラフは、使用シーンによって適した機器が大きく異なります。
使用する環境が違えば必要な検出器・設置条件・運用方法も変わるため、自社に合った製品を選ぶには「どこで・何を測定したいか」を起点に検討することが大切です。

当メディアは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つの使用シーン別におすすめメーカー・製品をまとめています。

プロセスガスクロマトグラフ「GC8000」の製品スペック・
仕様

gc8000

画像引用元:横河電機公式HP(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/)
重量 壁掛け形:約100~200kg
自立形:約140~220kg
サイズ 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
キャリアガス H2、N2、He、Ar
検出器 TCD、MTCD、FID、FPD
カラム交換 可能
自動クリーニング 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし
小型・ポータブル型
ガスクロマトグラフの
選定のポイント

Sylphのような小型・ポータブル型GCは、現場での即時分析や設置場所を選ばない柔軟性など、従来のラボ設置型GCにはないメリットを多く備えています。一方で導入にあたっては、重量やサイズ、バッテリー駆動の可否など、現場環境に合わせて確認しておきたいポイントも少なくありません

こうした導入前に押さえておきたい観点を整理しているので、ぜひ参考にしてください。

実機デモのご案内

実際の操作性や自動分析の流れを実機デモで確認することが導入への近道です。
公式サイトではお問い合わせ窓口が案内されており、詳細資料や導入相談を受け付けています。

会社名 横河電機
本社所在地 東京都武蔵野市中町2-9-32
電話対応時間 公式HPに記載なし
問い合わせ先電話番号 0422-52-0439
公式HPのURL https://www.yokogawa.co.jp/
使用環境別で選ぶ
ガスクロマトグラフ
装置3選を紹介

ガスクロマトグラフの使用シーンは「現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つに大きく分かれます。
それぞれ設置条件・必要な精度・運用方法が根本的に異なります。このページでは使用環境ごとに適した装置と選定ポイントを分けて解説します。

現場で状態変化を
連続計測したい
Sylphボールウェーブ
Sylph

引用元:ボールウェーブ公式HP
(https://www.ballwave.jp/products/)

対応ガス・成分 VOC・残留溶媒・香気成分
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
こんな現場におすすめ
  • 担当者がガスの発生源に直接持ち込み、状態変化を連続観測したい
  • 現場でガスの時系列データを記録し、変化のタイミングを発見したい
                       
おすすめの理由
  • 水素キャニスタ内蔵で配管工事や外部ボンベが不要。重量1.9kgの小型設計で、ライン脇や設備周辺など設置場所を問わない。
  • 夜間・休日・無人時間帯をまたぐガス変化も、約100時間の連続稼働で記録。スポット測定では捉えにくい変動も見落とさずに把握できる。
ラボで何の成分かを
正確に特定したい
8890 GC システムアジレント・テクノロジー
8890 GC システム

引用元:アジレント・テクノロジー公式HP
(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)

対応ガス・成分 硫黄化合物・窒素化合物・VOC・残留溶媒・香気成分
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
こんなラボにおすすめ
  • ppbレベルの微量成分を、品質試験・規制基準を満たす精度で分析したい
  • 複雑な混合試料から対象成分だけを正確に特定したい
                       
おすすめの理由
  • 測定目的に合わせた検出器を最大4つ同時に搭載。複雑な試料中でも対象成分だけをppbレベルの濃度で見逃さずに検出できる。
  • 測定中に起きやすい信号のブレを、熱伝導度検出器で抑制。第三者提出が必要なデータを高い再現性で出力する。
製造ライン
異常を自動検知したい
GC8000横河電機
GC8000

引用元:横河電機公式HP
(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)

対応ガス・成分 天然ガス・石油精製・石油化学
重量 約100~200kg
サイズ 公式HPに記載なし
こんな製造ラインにおすすめ
  • ライン停止が許されないラインで稼働中のガスを継続監視したい
  • 有害ガスを扱い、異常の予兆を検知して安全管理を仕組み化したい
                       
おすすめの理由
  • 温度安定性を公表している製品の中で最高水準である±0.03°Cを実現。プラントの長期安定稼働を支える。
  • 分析結果を監視システムにリアルタイムに表示。異常発生時は素早く機器の制御を実行し、品質不良の発生を抑える。

※2025年4月6日時点、Googleで「ガスクロマトグラフ メーカー」検索し公式HPが確認できた18社を対象に、各社最大2製品(複数製品の掲載がない場合は1製品)を調査。
再現性の記載があった製品の中での比較。